マイクロ法人で実施している経理と納税の実際の話

現在メインで話しているの設計書については、時間がかかるためしばらくお休みして(非機能設計書をのサンプルを書いてる中です)、本日はテック以外の話で。

今は2月でいろいろ期末も迫っており諸手続きが多いと感じる時期です。独立すると会社では当たり前の様にやってくれたことを自分でいろいろ行うことになります。諸手続きの中でも社保と並んで、大事なのは納税。小学校か中学校か忘れましたが、日本国憲法に書かれてる国民の三大義務の一つに挙げられるほど重要な行為です。

私の様なマイクロ法人でも、法人は法人という立場であり、法人用の諸手続きを行う必要があります。一応期末に決算を行い、法人税やら所得税、地方税に属するものなどを納税する必要があります。法人から見れば代表の私自体も社員なので社員個人としての納税(所得税といった国税や地方税)も行う必要があります。

こういったことは専門的な知識が必要になることが多く、税理士さんを頼ることになります。もう結論をいうと早め税理士さんに顧問をお願いし、経理や納税についての認識合わせをして本業に集中するが良いと思います。

法人では決算含めて素人が行うことが無理そうでしたし、個人事業主でも独立したての頃で何もわからん時は税理士さんにお願いしたほうが良いかと思います。Lichtwork(リヒトワーク)の場合は独立してすぐに税理士さんに顧問契約をお願いし、諸手続きをお願いしたり、専門知識が必要な相談をしたりしています。

納税の諸手続きを行うには普段からの会社のお金の動きを記録しておく必要があります。これを経理と呼ぶんだと思うのですが、それについてはfreeeの様な会計ソフトを利用すると私の様な素人でも日々の出納を科目ごとに振り分けて入力することで、管理することができます。そのデータを元に税理士さんが諸手続きを代行してくれたり、相談に乗ってくれたりする形です。逆に言えばこういった日々の記録がない場合は、税理士さんであっても必要な処理を行うことができないのだと思います。故に会社の金の出納の記録まで税理士さんに費用を支払えば担当いただける様です。

Lichtwork(リヒトワーク)の場合は、先ほど述べましたが設立後に顧問となる税理士さんと契約しましたが、正直居ないと判断できなかった局面は多々あったと思います。先程の納税や、年末調整関係も手続きはいろいろ面倒ですし、期末の決算については自分でどうやっていいかよくわからなかったです。また個人事業主から法人成りした時はどうやって処理すれば良いかわからないことも多いと思うので、独立後はすぐに顧問となる税理士さんを見つけておいたほうが良いのではと思います。顧問料は税理士さん次第なのかもしれないですが、小さい会社を担当いただける様なところだとミニマムで月額Nintendo Swich買うくらいの値段かな・・とは思います。

経理や納税について多く経験があるのであれば良いですが、独立後は無理に自分で行うよりかは早め税理士さんにお願いした方が良いのではと思います。

税理士さん誰がいいんだろうと思うこともあると思いますが、自分と相性が良い、または、近くの税理士さんが良いのではと思います。相性が良いというのは相談に行ってみて話が合いそうであったり、いろいろ相談しやすそうと感じれるかだと思います。あと自分の家からであったり、会社から近いほうが何かと相談しやすいと思うので距離も重要かもしれません(最近は税理士さんもzoom使ったりしてくれるのであまり関係ないかもしれませんが)。

都市伝説的な「あそこの税理士さんに頼めばいろいろ節税してくれて安くなる」という話を聞きましたが、そういうことはできないのではと思います。基本的には税の制度は(違いはあるのかもしれませんが)日本全国同じで、微妙な見解の違いで金額の上下が発生したとしても大きく変わるということはないと思います。払いたくない気持ちは分からなくはないですが、個人的には節税とか頑張るよりかは本業で利益を積んで会社に金を残す方が良いのではと思っています。

最後に宣伝ですが、自分の顧問税理士を担当いただいている高橋税理士が本を執筆されたので紹介します。「桃太郎のきびだんごが経費で落ちるのか?」という本です。内容は税についての基本を桃太郎やわらしべ長者、浦島太郎などおなじみの昔話を例にとって説明してくれます。法人向けというより個人事業主の方が税についての知識をつけるのに向いていると思うのですが、法人であっても経費の考え方や納税の事由について知ることができるので、ぜひ書店やアマゾンで手にとってみてはと思います。